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小説家になろう!・・・てわけではないですが、今回は”箱書き”を使ってストーリーを作る方法です。このやり方を知っていれば、オリジナルのシナリオを作るときに役に立つでしょう!
もくじ
箱書きとは?
箱書きとは、大まかなストーリーを作るときに使う自分用メモのようなものです。
箱書きをすると結構きっちり決まるので、人によっては「箱書きはしない。ってか嫌い」という人もいます。「遊びがなくなる分、奇抜なアイディアが生まれにくくなる」という人もいます。
でもまぁ、奇抜なアイディアどころか何もアイディアが生まれなければ意味がないですからね。実際にやってみましょうか。
箱書きのやり方
箱書きはこの順番で考えていきます↓
- 「転」から考える
- 「結」を考える
- 「起」を考える
- 「承」を考えていく
- 「承⑤」でつじつまを合わせる。修正もする
- 全体を見直して執筆
【「転」から考える】
まずはいきなり「転」を考えます。
ここで描くことはその物語で伝えたいテーマです。見せ場です。それを言うためのストーリーがここまで続いているといっても過言ではありません。
EX9).では、テーマ:「平和が素晴らしいよね」、出来事は「武器商人がさらわれた娘を助け出す」で行きましょう
【「結」を考える】
結はどっちかっていうと、余韻のようなものです。「転」の後どうなるか、好きに持って行って大丈夫です。ただ、最後の部分なので、読者のその物語の印象として残ります。
EX).平和のために世界中の武器庫を破壊して回る父。平和に暮らす娘は、父の無事を願う。end
【「起」を考える】
物語の始まりです。たいていの場合は、テーマのアンチとなる出来事から始まります。テーマの否定とか、逆の出来事とかですね。
例えば、テーマが「平和が一番だよね」だったら、戦争や喧嘩をするシーンから始まる感じです。
EX).武器商人を営む主人公。
国から大口の発注が入り、ヒャッハー!
【承を考えていく】
あとは転に向けて出来事を作っていきます。大きなシーンで分けていきましょう。
【「承⑤」でつじつまを合わせる。修正もする】
「転」にスムーズに向かうように、「承⑤」でつじつま合わせをします。この時必要なら、全体に修正を加えます。
これでいったん出来上がりです。
【全体を見直して執筆】
再度、箱書き全体を見直して、大丈夫そうなら執筆に移りましょう!
ちなみに今回参考に出したものは、今ざっくり1hくらいで考えました。
箱書きはあくまで「ストーリー」である点に注意
箱書きが済んだら、いよいよ執筆作業に入っていくわけですが、箱書きはあくまで「ストーリー」である点に注意しましょう。
読者・視聴者はドラマを見たいのです。
ドラマとは、そこにいる登場人物の「対立や葛藤」です。人間模様です。心情です。たまに見るシナリオに、あらすじを追っているだけのものがあります。それでは読者の心は揺れません。いわゆる「つまらない」作品です。(僕がよく言われることですwww)
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