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シナリオ作成まで終わったら、次は設定を作っていく段階です。(もしくはコンテが先の場合もある)
今までは、主にプロデューサーや監督がメインのお仕事でしたが、いよいよ現場のほうが本格的に稼働していきます。
アニメの設定とは?
シナリオが上がったら、そこから登場キャラクターや小物、芝居場などを洗い出して、設定として起こしていきます。設定制作という役職の人が回していくことになり、制作進行とはまた違った仕事内容です。
【設定制作が仕事を回していくもの】
- キャラクター
- プロップ
- 美術設定・ボード
- その他
【キャラクター】
アニメといえばキャラクターですね。
キャラクターの設定は、キャラデザさんにお願いすることになります。多くの場合は総作監さんが兼任してます。
とりあえず線画があれば、作画に入ることができます。ですが、作画の後には色付けもあり、色の発注も忘れてはいけません。
色は、色彩設計さんにお願いします。
【プロップ】
プロップとは、小物のことです。例えばキャラクターのバッグや、武器、机・椅子などです。
小物はセルで描く場合と、BGで描く場合がありますが、プロップと呼ばれるものはセルのほうで描きます。
分け方としては、キャラクターの動きとかかわってくるものはセル、動きに関係ないものはBGという感じです。よくあるのは、椅子をキャラクターが引いたり、持ち上げたりする場合はセルで、特に動かす予定がなければBgで描きます。
キャラデザさんが兼任することもありますが、その時の話数で頼める作画さんにお願いすることが多いです。作監レベルの人にお願いすることになります。
【美術設定・ボード】
芝居場ですね。美術設定は主に美術監督さんにお願いしますが、そこから設定専門の人に流れることもよくあります。背景会社の中にいろんな人材がそろっているので。
とはいっても、実は線画はアニメーターさんのほうが描きなれているので、最近ではアニメーターさんにお願いすることも多いです。
セルの場合は、線画ができた後の色付けは、専門の人にお願いしていましたが、美術監督さんは色付けも含め専門です。
なので、出来上がった美術設定をもとに、ボードの発注にそのまま移ります。
【その他の設定】
そのほかには、酒瓶のラベルなどの張り込み素材や、最近では3Dも多用されるようになってきました。
3Dの場合は専門のスタジオに発注します。
設定を作った後は・・・
各設定がそろってきたら、いよいよコンテ作業です。次回はコンテについてお話しますね。
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