スポンサーリンク
シナリオができたら、次はコンテの発注です。
コンテの描き方は別の機会に話すとして、今回は制作側の目線から進め方や打ち合わせについてお話します。
コンテ作成の流れ
- コンテ打ち合わせ
- 作業
- 監督チェック&修正
- クライアントチェック&修正
コンテは監督が描く場合もありますが、すべてを描いている時間はないので、大半はコンテマンさんにお願いします。
なので、監督の演出イメージを伝えるために「コンテ打ち」というものをします。打ち合わせに出るのはデスク・設定制作・監督・コンテマンさんの4人です。
打ち合わせでは、監督のイメージや要望をコンテマンさんに伝えたり、アイディアをもらったりして方向性を決めます。
打ち合わせが終わったらコンテマンさんの作業です。
演出などの内容的なことはもちろん、尺も計算して作ってもらいます。
放送の尺から少ないともちろんだめですが、ピッタリでもダメです。カッティングと呼ばれる工程で、”間”を見ながら不要な部分を削って行くので少し多めに作ってもらいます。もちろん多すぎても削りきれなくなるので、要注意です。目安としては20分アニメでプラス1分くらい。
そしてコンテが上がったら、監督チェックです。この時に修正が必要な場合は、監督が修正してしまうことが多いです。
そして出来上がったものを、クライアントチェックに回し、OKが出ればコンテ作業終了。修正が必要な場合は監督に直してもらいます。
設定が先かコンテが先か
ちょっとコンテにまつわる小話を。
コンテ作業に入るとき、すべての設定がそろっていることがベストですが、必ずしもそういうわけではありません。コンテのほうが先話数に進んでいる場合は、コンテ先行で、コンテをもとに設定を起こしてもらうことも多々あります。
状況に応じて、アニメーションの制作工程は変わっていくのです。
スポンサーリンク
コメント