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CLIP STUDIO PAINT EX for iPadというお絵かきアプリがあります。スマホやiPadに入れることでお手軽にデジタル作画ができるという優れもの。
ちょっと調べてみたらネットでさんざんな言われようですが、iPadとクリスタのセットでアニメーターの仕事はできるのでしょうか?ちょっと考察してみます。
クリスタ×iPad。ネット上の評価はこんな感じ
まずはネット上での評価です。いい意見もありますが、お仕事をするうえで気になるのは悪い評価のほうです。支障が出たら困りますからね。その中でも気になったのは次の2点。
- 充電しながらでもバッテリーが減る
- レイヤーをたくさん重ねるとものすごく重い
問題なのが、iPad自体の性能です。メモリが第三世代のものでも6GBしかないので、旧型のパソコンと同じかそれ以下の性能。
なので、クリスタを開きながらYoutubeなど同時表示させるのが厳しい。同時にできるタスクは2~3個が限界です。
クリスタやフォトショップなどには、レイヤー分けの機能がついていますが、レイヤーが多くなればなるほど動作も重くなります。4GBのメモリで300dpiだと78枚くらい、400dpiだと42枚くらいが限界とのこと。
なので、デジタルイラストできれいなイラストを描きたい人にとっては不便な点が多いようです。
アニメーターの仕事としてクリスタ×iPadはどうなの??
結論から言います。
全然問題ありません。
アニメーターさんはメインが線画なので、使う機能自体少ないですし、dpiも高くて200とかです。レイヤー枚数も多くて10枚くらい(たまにものすごく多い原画とかあるけど)です。なので、そこまで高スペックなものでなくてもたいていの場合問題なく仕事ができます。
実際、アニメーターさんではありませんが、僕がよくお世話になっている美監さんは、打ち合わせの時にiPadにコンテを取り込んでそこに描きこんでいます。
問題は、USBメモリを指すところがないので、ネット経由でのやり取りが必須になるってくらいですね。
デジタル作画のその他の選択肢
元も子もないことを言います。ぶっちゃけ無駄に高いiPadじゃなくていいですし、アプリも無料のお絵かきアプリでいいです(笑)
まずはタブレットに関してですが、第3世代のiPadプロが6GBで10万円以上するのに対し、raytrekだと8Gbで8万円ほどです。OSもWindows10です。
アプリのほうは、画像の読み込み、出力、dpiの設定ができればいいので、他のお絵かき無料アプリで全然大丈夫。僕がスマホに入れてるのは「ibisPaint」無料です。
クリスタ×iPadから始まったこの記事ですが、デジタル作画は他のタブレットなど、全然安い環境で出来ます。
Lo用紙や消しゴムのカスなどで散らからないし、持ち歩くのも簡単なので、どこかのスタジオに行くときも楽です。電車の移動中に、タブレットで絵の練習をしている演出さんも知り合いにいますし。
もしタブレットをもっているなら、無料で出来ることですし、今まで敬遠していたという方も挑戦してみてはいかがでしょうか?
ではそんな感じで(‘ω’)ノ
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